姿勢工房ストレッチングオフィス【閉業しました】

伊勢市の姿勢工房ストレッチングオフィスです

骨盤の最適位置と骨盤矯正

骨盤は、 身体を前後方向から見た場合、左右対称。

 

側方から見た場合、わずかに前傾 が理想位置になります。

 

<わずかに前傾>では、あいまいなので、専門的になりますが側方から見た場合の理想位置について詳しく説明していきます。

 

骨盤の理想的な位置(側方)を判断する場合、骨盤の指標を使って判断します。

 

理想的な位置は、恥骨結合-上前腸骨棘が垂直で、下前腸骨棘-下後腸骨棘が水平とされています。

 

この見方は、レントゲンでないと見ることが出来ないので、私達トレーナーは身体の外側から判断できる上前腸骨棘(ASIS)-上後腸骨棘(PSIS)を指標にして判断しています。

 

この場合の理想は、ASISよりPSISが2~3指分高い状態をノーマルとします。

 

ノーマルよりPSISが高い場合を骨盤前傾、ASISが高い場合を骨盤後傾とします。

 

そして、一般的に言われる骨盤が歪んだというのは、この最適位置から骨盤が位置変化を起こした状態です。

 

骨盤を矯正するためには、まず骨盤がどのように位置変化を起こしているのか?を正確に判断する必要があります。

 

私達は、3次元(縦・横・高さの3つの座標で表せる)空間にいますので、骨盤の空間上での位置を表現するためには、縦軸(垂直軸)、横軸(水平軸)、矢状軸、3つの軸で考えます。

 

骨盤が歪む方向として

 ☆ 軸を中心に回転(前傾/後傾など)3自由度

 ☆ 軸上を移動する並進(前方移動など)3自由度

     骨盤の自由度は、合計6自由度あります。

 

更に、仙腸関節での変化(腸骨前傾・後傾など)があります。

 

これらの変化が複合的に起こりますので、骨盤は複雑な変化を起こします。

 

これらの軸を基に、骨盤がどのような方向に位置変化を起こしているのか?を正確に判断して正常位置に戻していくステップが当オフィスの考える骨盤矯正です。

 

 

文献:

Williams and Worthingham, C: Therapeutic Exercise for Body Alignment and Function, ed2. WB Saunders, Philadelphia, 1977.

Gajdosik R, et al: Pelvic test. Physical Therapy, 65: 169-174, 1985

Dvir Z: Clinical Biomechanics. Philadelphia: Churchill Livingstone, 2000

 

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